知らなきゃ絶対損するPCマル秘ワザ
『月,水,金』の週3回更新!(予定)

こんにちは、さち です。
Windows には、「ハイバネーション」という仕組みがあります。
「ハイバネーション」とは、
PC の電源を切る時に、メモリの内容を HDD 等のストレージに保存する機能。
次回、電源を入れる時は、メモリの内容をストレージから素早く復元するので
PC の起動が速くなります。
ただ、HDD でなく SSD で Windows を使っている場合
「ハイバネーション」による SSD への大量書き込みが発生するため
SSD の寿命を縮める原因になってしまいます。
ということで、SSD の寿命を伸ばすために
Windows の「ハイバネーション」を無効にしてみます。
「ハイバネーション」を無効にする
- 「Windows + X」キーを押して、アドバンスドメニューを表示。
(画面左下にある「Windows」キーを右クリックしてもOK)
「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。
(ない場合は、「コマンドプロンプト(管理者)」でもOK) - ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリック。
- Windows PowerShell が起動しました。
- まずは、現在 Windows で利用できるスリープを確認してみます。
「powercfg /a」と入力して、「Enter」キーを押します。
(「powercfg」は、power[パワー=電源]+cfg[コンフィグ=設定]のこと) - 「休止状態」「ハイブリッド スリープ」「高速スタートアップ」が利用可能。
つまり、ハイバネーションが有効な状態です。 - ハイバネーションを無効にしてみます。
「powercfg /h off」と入力して、「Enter」キーを押します。 - 特に何も起こりませんが、ちゃんと無効になっているはずです。
一応確認のため、「powercfg /a」と入力して、「Enter」キーを押します。 - 利用可能なのは、「スタンバイ(S3)」だけで
「休止状態」「ハイブリッド スリープ」「高速スタートアップ」は利用できなくなっています。
ハイバネーションが無効になった証拠ですね。
ちなみに、「コントロール パネル」から「シャットダウン設定」を確認してみると
(「コントロール パネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源ボタンの動作の変更」)
「高速スタートアップを有効にする」「休止状態」が項目から消えています。
ハイバネーションが無効になったためですね。

ご覧の通り、ハイバネーションを無効にしても
スタンバイ(S3)、つまり「スリープ」は引き続き利用できます。
「休止状態」より多少電力を消費しますが、復帰は「スリープ」の方が高速です。
(「スリープ」は、メモリに通電し内容を残したまま他の電源を切る)
ハイバネーションを有効に戻したい時は
上記手順で、「powercfg /h on」と入力して、「Enter」キーを押しましょう。
「ハイバネーション」を無効にすると PC の起動が遅くなるかと思ったんですが
今のところ、特に変化を感じません。
SSD を使っているなら、ハイバネーションは無効にしちゃって良さそうです。

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