知らなきゃ絶対損するPCマル秘ワザ
『月,水,金』の週3回更新!(予定)

こんにちは、さち です。
Photoshop の代替として優秀な Affinity Photo。
先日、その Affinity Photo で画像ファイルを読み込んだ時に
微妙に原画像と色味が違うことに気づきました。
同じ色味になるように設定を変更してみます。
キャンバスの色味が原画像と違う
- サンプルとして用意した画像がこちら。
- 画像を Affinity Photo で読み込むと微妙に色味が違います。
- 並べて比較してみました。
黒い線のところを境目に、左右で色味が違うのが分かるでしょうか? - 別途スポイトアプリを使って、それぞれのカラーコードを抽出してみました。
目の錯覚ではなく、実際に色が変化しています。
これは、Affinity Photo の不具合ではありません。
原因は、Photoshop Elements のときにも経験した
カラープロファイル(カラーマネジメント,ICCプロファイル)です。
Affinity Photo を原画像と同じ色味にする
- Affinity Photo で画像を開いている状態です。
- メニューの「ドキュメント」→「ICCプロファイルを割り当て」と進みます。
- プロファイルを選択して「割り当て」をクリックすると、色味が変わります。
原画像と同じ色味になるプロファイルを選びましょう。
使っているディスプレイのものがある場合はそれを選べば良いと思います。
(私は DELL の U2717D をディスプレイとして使っている) - Affinity Photo の色味が、原画像のものと同じになりました。
ただし、この方法では現在のキャンバスの画像しか色味が変わりません。
読み込んだ画像の色味をいつも同じにするには、次項の方法を使って下さい。
自動的に適用するカラープロファイルを指定する
読み込んだ画像の色味をいつも同じにするには自動的に適用するカラープロファイルを指定しておきます。
- Affinity Photo のメニュー「編集」→「環境設定」と進みます。
(「Ctrl + , 」キーを押してもOK) - 「カラープロファイル」をクリック。
- 「RGBカラープロファイル」のドロップダウンリストを開いて……
- 原画像と同じ色味になるカラープロファイルを選んで、「閉じる」をクリック。
今後、選択したカラープロファイルが自動的に適用されるため
読み込んだ画像の色味は、原画像のものと同じになります。
ただし、カラープロファイルが埋め込まれている画像を読み込んだ場合は
埋め込まれているものが優先的に適用されます。
このような時は、前項の方法で適用するカラープロファイルを変更しましょう。
ちなみに、新規キャンバス(ドキュメント)を作るときも
ここで指定したカラープロファイルが初期設定になります(変更可能)。
書き出す画像にカラープロファイルを埋め込まない
カラープロファイルは画像に埋め込むことができます。しかし、ウェブ用の画像など埋め込みを必要としない場合は
画像を書き出すときにカラープロファイルを破棄することも可能です。
(破棄したカラープロファイルの分だけファイルサイズも軽くなる)
この書き出し設定をよく使う場合は、「プリセット」に登録しておくと便利です。

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