知らなきゃ絶対損するPCマル秘ワザ
『月,水,金』の週3回更新!(予定)

こんにちは、さち です。
Firefox の「コンテナータブ」。
同じサイトに複数のアカウントで同時にログインできる機能で
めちゃめちゃ便利です。
通常、「Firefox Multi-Account Containers」という
アドオンをインストールすることでこの機能が使えるようになります。
しかし、このアドオンを一時的に無効にすると
「コンテナータブ」の設定が消えるという厄介な問題が……。
そこで、アドオンなしで「コンテナータブ」を使えるようにしてみます。
「コンテナータブ」の設定が消える
アドオン「Firefox Multi-Account Containers」を使っているのですがアドオンを無効にすると、コンテナータブの設定が消えてしまいます。
- 例えば、こんなコンテナータブを設定しています。
- 「Firefox Multi-Account Containers」を無効にして、再度有効にします。
- コンテナータブの設定が初期化されてしまいました。
- 原因は、アドオンを無効にすると
コンテナータブの設定ファイル「containers.json」が初期化されるからです。
アドオンを無効にしなければ問題ないんですが
Firefox に不具合が出たときは
原因特定のためにアドオン個別の無効化は避けられません。
(「アドオンを無効にして再起動」は大丈夫)
アドオンを使わずに「コンテナータブ」を有効にする
実は、コンテナータブは Firefox の標準機能でアドオンがなくても使えます。アドオンを無効にしたらダメなのであれば
最初からアドオンを使わなければ良いという考えです。
- 必要な場合は、「containers.json」のバックアップコピーを取ります。
エクスプローラのアドレスに「%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles」と入力して開いた
「ランダム文字列.default」フォルダー内にあります。 - 「Firefox Multi-Account Containers」を無効にします。
(今後使う予定がないのであれば、削除してもOK) - Firefox のアドレスバーに「about:config」と入力して、「Enter」キーを押します。
- 警告が出たら「危険性を承知の上で使用する」をクリック。
- 検索に「privacy.userContext」と入力。
- 「privacy.userContext.enabled」と
「privacy.userContext.ui.enabled」をダブルクリックして、値を「true」に変更。 - 「privacy.userContext.longPressBehavior」をダブルクリック。
- 値を「2」に変更して、「OK」をクリック。
- 3つの項目がこうなっていればOK。「about:config」タブを閉じます。
- 手順「1」で、「containers.json」のバックアップを取った場合は
Firefox を終了して、上書きします。 - コンテナータブの設定は Firefox の「オプション」からできます。
タブグループの「コンテナータブを有効にする」の右側にある「設定」をクリック。 - こんな感じで設定できます。
【追記】
「Firefox Multi-Account Containers」に限らず
タブ関連のアドオンを無効にすると「containers.json」が初期化される場合があるため
今後も「containers.json」のバックアップを取ることをおすすめします。
「コンテナータブ」の使い方
ただし、「常にコンテナータブを開く」「タブのソート」はできません。
必要な場合は、「containers.json」のバックアップを取りつつ
アドオンを使いましょう。
「about:config」で設定した項目の意味

「about:config」で変更した項目が何を意味するのか書いておきます。
興味がある人だけ読んで下さい。
■ privacy.userContext.enabled
「true」にすると、「コンテナータブ」機能を有効にします。

■ privacy.userContext.longPressBehavior
「2」にすること、「+」長押しでコンテナータブのメニューが出るようになります。

■ privacy.userContext.ui.enabled
「true」にすると、「オプション」のタブグループにコンテナータブの項目が追加されます。

【参考サイト】
→ Containers - Firefox ヘルプ(公式)

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